1459年9月のブロア・ヒースの戦いに勝利し、王位を目前にしたヨーク公リチャードは、1460年12月のウェイクフィールドの戦いで戦死した。この苦境にヨーク公リチャードの嫡男エドワードは、ウォリック伯リチャード・ネヴィルや弟たち(クラレンス公ジョージ・グロスター公リチャード)をまとめてランカスター派に勝利すると、ヘンリー6世を退位させて1461年11月、エドワード4世を称して即位した。
王位に就いたエドワード4世であったが、成立した政権は不安定であった。エドワード4世は結婚に絡む外交問題や政権内の主導権をめぐって、ウォリック伯やその娘婿であったクラレンス公と対立するようになる。エドワード4世が愛人エリザベス・ウッドヴィルとの結婚を独断専行させ、ウッドヴィル一族を重用したことから、ウォリック伯はマーガレット・オブ・アンジューと和解してランカスター派に寝返り、エドワード4世を追放して、1470年にヘンリー6世を復位させた。
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ウォリック伯の娘イザベルの夫であったクラレンス公も、密かにヘンリー6世以後の王位継承に望みを託していたが、イザベルの妹アンがヘンリー6世の継嗣エドワードと結婚したことから望みを絶たれ、復位したヘンリー6世の政権から離脱した。
国外に逃れて反撃の機会を窺っていたエドワード4世とグロスター公は、クラレンス公と和解して兄弟3人の結束を確認すると、1471年にイングランドへ攻め入り、ウォリック伯とランカスター派の連合軍を破った。復位したエドワード4世はランカスター派を徹底的に駆逐し、実弟クラレンス公も粛清するなど、ことごとく反乱の芽を摘んで国内を安定させた。